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2010年1月 8日 (金)

"Henschel-Wegmann" 列車セット 2005年インサイダーモデル (26610) 1回目 BR61

"Henschel-Wegmann" Train Set. Insider model 2005 (26610)

"Blauer Enzian"をご紹介した時に少しだけHenschel-Wegmanzug(HWZ)について触れましたが、このHWZをDRG当時の姿として専用牽引機関車BR61と共に製品化したものが2005年のインサイダーモデル"Henschel-Wegmann" 列車セット (26610)になります。

200526610

Henschel-Wegmanzug(HWZ)は1935年にベルリン~ドレスデンを結ぶ高速旅客列車として運行を開始、176kmの距離を102分で走破し表定速度103.5km/hの高速を誇っていました。この高速運行を実現するためにDRGは、専用のタンク式の蒸気機関車BR61と専用軽量客車(HWZ)の設計・製造を行なっています。

今回は牽引機であるBR61を取り上げてご紹介します。

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BR61はHWZを牽引する為だけに造られた専用の蒸気機関車です。ベルリン-ドレスデン間の距離は176kmと短い為、テンダー式の蒸気機関車では無くタンク式の蒸気機関車として製造され、また、高速走行を実現する為に大口径の動輪(2.3m)と流線型の車体を採用し、非常に個性的で流麗な蒸気機関車として完成しました。

S2010_01050028
 

実車仕様一覧

形式:2'C 2' h2
整備重量:129.1t
全長:18,825mm
動輪直径:2,300mm
蒸気圧:20気圧
シリンダー直径:460mm
ピストン行程:750mm
水槽容量:17t
石炭容量:5t
指示馬力:1450PS
最高速度:175km/h (前進・後進共)
製造年度:1934年

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HWZをメルクリンが製品化すると聞いた時には大いに驚きましたが、同時にその出来栄えがどうなるのか非常に不安に思ったものです。しかしながら実際のBR61の出来は非常に優れたものでした。車体はメルクリンお得意のダイキャスト製の金属ボディーで構成され、細かな手摺なども別付けの細かなパーツで再現されており、精密さと重量感を兼ね備えた見事な仕上がりとなっています。

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下回りの構造にはカーブの通過も容易な様に特殊な機構が採用されているので、車体にはカーブ通過対策用の切り欠きなどは無く、美しい流線型の車体をそのまま再現しています。

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駆動用のモーターには、その当時最新のコンパクトCサインモーターを採用。また、mfxサウンドデコーダーを搭載する事によりフルサウンドを実現しています。非常に優れたモデルですが、唯一残念な点は、発煙装置が搭載出来ない事が挙げられます。フルサウンドに発煙が加わればより一層リアリティーが増した事でしょう。

走行特性に関しては、このモデルがコンパクトCサインモーター登場初期であった為、少々の不具合が有りましたが、その後のメルクリン社の対応により解消されています。今では非常に優秀な走行特性を有し、不安な点は有りません。

非常に個性的な製品で、メルクリン社の歴史に残る1台と言えます。

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