2010年1月31日 (日)

Die Baureihe 61. und der Henschel-Wegmann-Zug (Ek-Verlag Gmbh)

  先日、以前から探していたBR61&HWZに関する本がやっと入手出来ましたのでご紹介したいと思います。出版元はアイゼンバーン・クーリエを出しているEK-Velrag社です。

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ハードカバー: 160ページ
出版社: Ek-Verlag Gmbh
言語:ドイツ語
ISBN-10: 3882551615
ISBN-13: 978-3882551617
発売日: 2005/10
本のサイズ: 29.8 x 21 x 1.6 cm

メルクリンのBR61に関してはhttp://2008-deep-blue.tea-nifty.com/blog/2010/01/henschel-wegman.htmlで、同HWZ客車に関してはhttp://2008-deep-blue.tea-nifty.com/blog/2010/01/henschel-wegm-1.htmlにてご紹介しましたが、本書はそれらの実車に関して1冊にまとめた物になります。

加えて、HWZ客車が戦後、 F 55/56 "Blauer Enzian" (http://2008-deep-blue.tea-nifty.com/blog/2010/01/f-5556-blauer-e.html) として復活した姿も含めて解説されています。

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本書の目次

1.HWZの構想段階から実車の完成まで

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2.HWZ客車

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各車輌の写真と図面

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車内の様子

3.完成披露

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中央:アドルフ・ヒトラー

4.BR61 2号機 61-002

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左ページ下の写真はヘンシェル社からDRGへの出荷回送の様子。連絡線がKasselの街中を通っている。

5.戦後、F 55/56 "Blauer Enzian"で復活したHWZ客車

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試案と実車図面 その1 (食堂/荷物 合造車)

荷物室と食堂室キッチンの間に有るのは、編成に電気を供給するディーゼル発電機(x2機)。

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試案と実車図面 その2 (中間車と展望車)

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車内の様子:

左ページの右上は元(DRG時代)3等室2部屋を1つにして定員8(3+2+3)人の部屋にしたもの。左下は展望室。右ページの上は展望室を逆方向から見た写真。下は上記8人部屋を逆方向から撮ったもの(元は2部屋なので窓ガラスが2枚有る)。

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各車輌の写真

6.戦後の BR61 2号機 61-002(東ドイツにて)

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この様にページ数の割には非常に濃い内容に仕上がっています。BR61やHWZがお好きな方でしたらぜひお勧めします。 

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2010年1月12日 (火)

"Henschel-Wegmann" 列車セット 2005年インサイダーモデル (26610) 5回目 展望室付き2/3等車

"Henschel-Wegmann" Train Set. Insider model 2005 (26610)

5回目、最終回の今回はこの編成の華である展望室付き2/3等車をご紹介します。

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車輌の先端に曲面ガラスを持つ展望室が設けられ、ベージュとパープルに彩られた非常に美しい客車です。

車体の1/6程が展望室、残りが2/3等室部分となっていて、展望室部分には曲面ガラスに向かって4つの展望席が並んで設えてあります。2/3等室部分は中央4部屋が2等室、両側の4部屋が3等室です。

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モデルのレタリングに従えば車輌の仕様は以下の通り

車輌重量:34.8t
全長:22.46m
定員:展望席4人、2等席24人、3等席32人

車体の下回り&台車部分まで流線型のスカートで覆われており高速走行時の空気抵抗を考慮している事が伺われます。

カラーリングは車体の窓周りがベージュ&残りがパープル、屋根がシルバー、下回りはシルバーで車体との境界に黒色のラインが入れられています。

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車輌番号は SBC4u Berlin 10404 です。

 

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2010年1月11日 (月)

"Henschel-Wegmann" 列車セット 2005年インサイダーモデル (26610) 4回目 2/3等車 その2

"Henschel-Wegmann" Train Set. Insider model 2005 (26610)

3回目の今回は編成に2両含まれている2/3等車の残りの1両をご紹介します。

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車体は前回ご紹介したもう1両の2/3等車と基本的に同じ物となります。

モデルのレタリングによれば車輌の仕様は以下の通り

車輌重量:34.4t
全長:22.13m
定員:2等12人、3等56人

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カラーリングも同様に車体の窓周りがベージュ&残りがパープル、屋根がシルバー、下回りはシルバーで車体との境界に黒色のラインが入れられています。

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車輌番号は SBC4u Berlin 10403 です。

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2010年1月10日 (日)

"Henschel-Wegmann" 列車セット 2005年インサイダーモデル (26610) 3回目 2/3等車 その1

"Henschel-Wegmann" Train Set. Insider model 2005 (26610)

3回目の今回は編成に2両含まれている2/3等車のうちの1両をご紹介します。

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前回ご紹介した食堂室付き荷物車の次に連結される車輌で、連結面の車輌間には空気抵抗を減らす連続幌が使われています。

車体は食堂室付き荷物車に順ずる構造で、下回りには同様に台車部分まで空気抵抗低減用のスカートが付けられており美しい流線型の車体となっています。内部はコンパートメントタイプの客室で、車輌中央部の2部屋が2等室部分、両側残りの部屋が3等室となります。

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モデルのレタリングによれば車輌の仕様は以下の通り

車輌重量:34.4t
全長:22.13m
定員:2等12人、3等56人

2等室は2部屋ですので一列は3人掛け、3等室は7部屋ですので一列は4人掛けの様ですね。4人掛けではちょっと狭いような気がしますが当時は普通なのでしょうか...

カラーリングは車体の窓周りがベージュ&残りがパープル、屋根がシルバー、下回りはシルバーで車体との境界に黒色のラインが入れられています。このあたりは牽引機のBR61を含めて統一されたカラーリングになっています。

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車輌番号は SBC4u Berlin 10402 です。

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2010年1月 9日 (土)

"Henschel-Wegmann" 列車セット 2005年インサイダーモデル (26610) 2回目 食堂室付き荷物車

"Henschel-Wegmann" Train Set. Insider model 2005 (26610)

今回からはBR61に牽引される客車編成をご紹介していきます。この編成はWegmann社により製造され以下の4両から構成されています。

1.食堂室付き荷物車
2.2/3等車 その1
3.2/3等車 その2
4.展望室付き2/3等車

乗車定員は編成全体で2等席が48席、3等席が144席、そして食堂室部分の定員が23席となっています。

今回はその中から「1.食堂室付き荷物車」を紹介します。

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車輌の先端に曲面ガラスを持ち、ベージュとパープルに彩られた非常に美しい客車です。車体の4割が荷物室、残りの6割ほどが食堂室部分となっていて定員は23席です。車体の下回り&台車部分まで流線型のスカートで覆われており高速走行時の空気抵抗を考慮している事が伺われます。

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モデルのレタリングに従えば車輌の仕様は以下の通り

車輌重量:37.6t
全長:22.46m
定員:23人

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カラーリングは車体の窓周りがベージュ&残りがパープル、屋根がシルバー、下回りはシルバーで車体との境界に黒色のラインが入れられています。食堂室部分にはSPEISERAUMの文字がレタリングされています。

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車輌番号は SWRPwPost4u Berlin 10401 となっています。

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2010年1月 8日 (金)

"Henschel-Wegmann" 列車セット 2005年インサイダーモデル (26610) 1回目 BR61

"Henschel-Wegmann" Train Set. Insider model 2005 (26610)

"Blauer Enzian"をご紹介した時に少しだけHenschel-Wegmanzug(HWZ)について触れましたが、このHWZをDRG当時の姿として専用牽引機関車BR61と共に製品化したものが2005年のインサイダーモデル"Henschel-Wegmann" 列車セット (26610)になります。

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Henschel-Wegmanzug(HWZ)は1935年にベルリン~ドレスデンを結ぶ高速旅客列車として運行を開始、176kmの距離を102分で走破し表定速度103.5km/hの高速を誇っていました。この高速運行を実現するためにDRGは、専用のタンク式の蒸気機関車BR61と専用軽量客車(HWZ)の設計・製造を行なっています。

今回は牽引機であるBR61を取り上げてご紹介します。

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BR61はHWZを牽引する為だけに造られた専用の蒸気機関車です。ベルリン-ドレスデン間の距離は176kmと短い為、テンダー式の蒸気機関車では無くタンク式の蒸気機関車として製造され、また、高速走行を実現する為に大口径の動輪(2.3m)と流線型の車体を採用し、非常に個性的で流麗な蒸気機関車として完成しました。

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実車仕様一覧

形式:2'C 2' h2
整備重量:129.1t
全長:18,825mm
動輪直径:2,300mm
蒸気圧:20気圧
シリンダー直径:460mm
ピストン行程:750mm
水槽容量:17t
石炭容量:5t
指示馬力:1450PS
最高速度:175km/h (前進・後進共)
製造年度:1934年

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HWZをメルクリンが製品化すると聞いた時には大いに驚きましたが、同時にその出来栄えがどうなるのか非常に不安に思ったものです。しかしながら実際のBR61の出来は非常に優れたものでした。車体はメルクリンお得意のダイキャスト製の金属ボディーで構成され、細かな手摺なども別付けの細かなパーツで再現されており、精密さと重量感を兼ね備えた見事な仕上がりとなっています。

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下回りの構造にはカーブの通過も容易な様に特殊な機構が採用されているので、車体にはカーブ通過対策用の切り欠きなどは無く、美しい流線型の車体をそのまま再現しています。

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駆動用のモーターには、その当時最新のコンパクトCサインモーターを採用。また、mfxサウンドデコーダーを搭載する事によりフルサウンドを実現しています。非常に優れたモデルですが、唯一残念な点は、発煙装置が搭載出来ない事が挙げられます。フルサウンドに発煙が加わればより一層リアリティーが増した事でしょう。

走行特性に関しては、このモデルがコンパクトCサインモーター登場初期であった為、少々の不具合が有りましたが、その後のメルクリン社の対応により解消されています。今では非常に優秀な走行特性を有し、不安な点は有りません。

非常に個性的な製品で、メルクリン社の歴史に残る1台と言えます。

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