2009年8月23日 (日)

豪華列車シリーズ第7回 Der Hofzug von Kaiser Wilhelm II (2881) その4 (8 9287:御付の人(女性)用車両と食堂車)

宮廷列車の最終回の今回は、御付の人(女性)用車両と食堂車を紹介します。

(写真はクリックすると大きくなります)

1.御付の人(女性)用車両

The Attendants' Car for Ladies (No. 4A from1898)

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皇后のお世話をする御付の人(女性)が乗車する車両です。2軸ボギー台車を履いた車両で、全長19.4m、車両重量は46tです。カラーリングは車体がベージュとブルーの2色で金色の飾り塗装有り、屋根はグレー、下回りは黒で塗られています。

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車両内部の構成は、写真左側から

①暖房用ストーブ室と守衛室
②昼間用のサロン室
 ・ソファー等の豪華な内装
③レストルームを挟んで2人用の部屋が2つ
④女性式部職用の部屋 レストルーム付
⑤レストルームを挟んで侍女用の部屋が2つ

(注:直訳なので名称などは正確ではありません)

と、なっています。なお、侍女が皇后のお世話に便利な様にこの車両の⑤の方が皇后用車両の方へ連結されます。

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(平面図)

付属解説書の平面図です(車両写真とは左右が逆になります)

2.食堂車

The Imperial Court Train Dining Car with Galley (No. 15 from1897)

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3軸ボギー台車を履いた大型の車両で、全長19.3m、車両重量は63.8tにもなります。カラーリングは車体がベージュとブルーの2色で金色の飾り塗装有り、屋根はグレー、下回りは黒で塗られています。

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車両内部の構成は、写真左側から

①豪華な内装の食堂 (部屋長 6.7m)
 ・16人が会食を行える長いテーブル 
 ・一方の壁には豪華な装飾が施された壁時計内蔵のキャビネット 
②厨房室
③食料貯蔵室
④守衛室

(注:直訳なので名称などは正確ではありません)

車両の床下には飲料水用のタンク(2860L)と燃料用のタンク(210L)が備えられています。

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付属解説書の平面図です(車両写真とは左右が逆になります)

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「①豪華な内装の食堂」の写真です

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付属解説書の目次です

以上でウィルヘルム2世・宮廷列車の紹介を終わります。

次回、豪華列車シリーズはオリエント急行を紹介したいと思います。

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2009年8月16日 (日)

豪華列車シリーズ第6回 Der Hofzug von Kaiser Wilhelm II (2881) その3 (8 9285:皇帝用車両と荷物車のセット)

  今回は「皇帝用車両」と「荷物車」の2両を紹介します

(写真はクリックすると大きくなります)

1.皇帝用車両

The Emperor's Salon Car (No. 1A from 1902)

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ドイツ皇帝ウィルヘルム2世が乗車する車両です。この編成ではもっとも豪華な車両になるかと思います。

3軸ボギー台車を履いた大型の車両で、全長19.3m、車両重量はなんと65tにもなります。カラーリングは車体がベージュとブルーの2色で金色の飾り塗装有り、屋根はグレー、下回りは黒で塗られています。外見上は皇后用車両と似ていますが窓割り等に差異が有ります。

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車両内部の構成は、写真左側から

①控えの間(部屋長:4.85m)ソファー等の豪華な応接内装
②皇帝用ベッドルーム(部屋長:2.2m)
③皇帝用の追加の部屋&バスルーム(部屋長:2.44m)
④副官用の部屋 バストイレ付(部屋長:2.4m)
⑤侍従用の部屋(部屋長:2.1m)
⑥洗面所
⑦暖房用ストーブ室と守衛室

(注:直訳なので名称などは正確ではありません)

と、なっています。

なお、後の1914年に行なわれた車両の改修工事において「④副官用の部屋」を取り去り、その場所へなんとバスタブ(浴槽)の付いたバスルーム(部屋長:2.43m)を設置しています。この結果車両の大部分が皇帝の使用する部屋となり、宮廷列車に相応しい設備を誇っています。

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付属解説書の平面図です(車両写真とは左右が逆になります)

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「①控えの間」の写真です

2.荷物車

The Imperial Court Train Baggage Car (No. 13 from 1893)

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宮廷列車専用の荷物車です。2軸ボギー台車を履いた車両で、全長18.4m、車両重量は36.6t有ります。カラーリングは車体がベージュとブルーの2色で金色の飾り塗装有り、屋根はグレー、下回りは黒で塗られています。

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車両内部の構成は、写真左側から

①暖房用ストーブ室、洗面所、乗務員用座席6席(そのうち3つはキューポラ部分に設置)(部屋長:2.1m)
②修理用部品室と技術員&修理工員室(部屋長:2.87m)
③宮廷列車司令室&鉄道局役人用室(部屋長:3.57m)
④荷物室(部屋長:5.16m)

(注:直訳なので名称などは正確ではありません)

と、なっています。

「③宮廷列車司令室、鉄道局役人用室」には、駅に到着時にすぐにホームに出て準備が出来るように専用ドアが設置されています。

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付属解説書の平面図です(車両写真とは左右が逆になります)

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付属解説書の目次です

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2009年8月15日 (土)

豪華列車シリーズ第5回 Der Hofzug von Kaiser Wilhelm II (2881) その2 (8 9284:皇后用車両と御付の人(男性)用車両のセット)

今回は「皇后用車両」と「御付の人(男性)用車両」の2両を紹介します

(写真はクリックすると大きくなります)

1.皇后用車両

The Kaiserin's Salon Car (No.2 from 1901)

名称の通り皇后が乗車する車両です。

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ウィルヘルム2世(1859-1941)とアウグスタ・ヴィクトリア皇后(1858-1921)

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ご覧の様に3軸ボギー台車を履いた大型の車両で、付属の解説書によると全長が19.3m、車両重量は54.6tも有ります。カラーリングは車体がベージュとブルーの2色で金色の飾り塗装有り、屋根はグレー、下回りは黒で塗られています。このカラーリングは6両ともに同じでイメージは統一されています。

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車両内部の構成は、写真左側から

①控えの間(部屋長:4m)ソファー等の豪華な応接内装
②皇后用のドレスルームと寝室(部屋長:5m)豪華な内装と大きな鏡、右端にベッド
③侍女用の部屋が2つ
④皇后専用の衣裳部屋
⑤暖房用ストーブ室と守衛室

(注:直訳なので名称などは正確ではありません)

と、なっています。

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付属解説書の平面図です

2.御付の人(男性)用車両

The Imperial Court Attendants' car for Gentlemen (No. 3A from 1901)

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皇帝ウィルヘルム2世にお仕えする高貴な方々(貴族)が乗車する車両です。

2軸ボギー台車を履いた車両で、全長19.3m、車両重量は51.6t有ります。カラーリングは車体がベージュとブルーの2色で金色の飾り塗装有り、屋根はグレー、下回りは黒で塗られています。

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車両内部の構成は、写真左側から

①暖房用ストーブ室と守衛室
②洗面所
③使用人室
④宮廷役人室
⑤侍従用の部屋が2つ(トイレ、洗面所付き)
⑥式部官(貴族)用の部屋(トイレ、洗面所付き)
⑦貴族(男性)用の部屋が2つ(トイレ、洗面所付き)

(注:直訳なので名称などは正確ではありません)

と、なっています。

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付属解説書の平面図です

この車両には高貴な地位の紳士が5人と使用人他が8~9人乗車していたとの事です。

パッケージに付属する解説書には、各車両の歴史や内部の詳しい解説が載っていて非常に参考になります。

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表紙です

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目次です

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各パッケージに1冊ずつ計4冊の解説書と、機関車と客車の取り扱い説明書が計2冊、合計で6冊が付属します。

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2009年8月14日 (金)

豪華列車シリーズ第4回 Der Hofzug von Kaiser Wilhelm II (2881) その1 (8 9286:牽引機 KPEV S10)

今回から4回に渡って、プロイセン国王でありドイツ皇帝であるウィルヘルム2世の「宮廷列車」を紹介したいと思います

(写真はクリックすると大きくなります)

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この製品はシリーズ第1回で紹介したRheingold 1928(28506)を購入した某販売店で同じ頃に入手出来たモデルです。購入時にはどちらも発売から5年ほど経過していて、どうやら販売店のデッドストックになっていた様です。かなりの金額でしたがこれを逃すと次は無いと思い切って発注し、幸運にも無事に入手する事が出来ました。

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牽引機と宮廷客車6両の計7両から構成されています。

発売時には以下の4つのパッケージで発売されました。

8 9284:皇后用車両と御付の人(男性)用車両のセット
8 9285:皇帝用車両と荷物車のセット
8 9286:牽引機 KPEV S10 ナンバーは1008
8 9287:御付の人(女性)用車両と食堂車のセット

メルクリン推薦の編成構成は次の通りです。

①牽引機
②食堂車
③御付の人(男性)用車両
④皇帝用車両
⑤皇后用車両
⑥御付の人(女性)用車両
⑦荷物車

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編成前半部

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編成後半部

今回は4つのパッケージのうち「8 9286:牽引機 KPEV S10」を紹介したいと思います。

The "S 10 Breslau 1008" Steam Locomotive

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プロイセン王立鉄道の急行列車用機関車 S10 です
ナンバーは1008となっています

実車のデーターは以下の通り

全長:20.75m
機関車重量:77.2t
動輪直径:1980mm
最大軸重:17.5t
単式4気筒 シリンダー直径:430mm ピストン行程:630mm
蒸気圧:14kg/cm2
指示馬力:1500PS
最大運転速度:110km/h
製造初年:1910年
製造所:シュワルツコップ、ハノーマーク、ヴルカーン

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カラーリングはEpoch I 時代らしい配色で、車体が濃いグリーンで煙室部分と運転室頂部は黒、赤の飾り塗装有り。炭水車も濃いグリーンで赤の飾り塗装有り。下回りはどちらも赤で塗られています。

写真でも感じられますが塗装の質感が非常に良く、宮廷列車に相応しい高級感を醸し出しています。

機関車の火室にモーターが収まる様に細身のコアレスモーターを採用しています。ただしデルタ仕様なので走りの感じは今一歩です。いかんせん高価なモデルなので今もってデジタル化は行わずにそのままにして有ります。LokSoundでデジタル化したいとは思っていますが踏ん切りが付きません。

モデルの説明書と共に機関車(実車)の解説書も付属しています。

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目次です

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開発経緯と実車の解説です

これ1冊でかなりの情報量が有り実車の理解に大いに役立ちます。

モデルの出来栄えやパッケージ・解説書の豊富な情報などを見ていると、メルクリン社の製品化への意気込みは並々ならぬものが有ったと思われます。

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